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毎年3月末は、3月決算企業の 権利落ち日。配当や株主優待を狙ったインカムゲイン派の個人投資家が、結果的に キャピタルロス で大勢が損する日でもあります。2021年3月30日の権利落ちを実例に、なぜそうなるのか・どう立ち回るのかをまとめます。
本日は3月決算上場企業の権利落ち日でした

本日は3月決算上場企業の権利落ち日でした。大勢の初心者投資家が 直前にインカムゲイン(配当・優待)を狙って買い、結果として キャピタルロス(株価の値下がり)で大勢が損する 日です。
※ 理論的には、配当落ち分は株価が下がるので「キャピタル+インカム=ほぼ同じ」のはずですが、権利落ち後の値動きをうまく裁けない人が多いため、実質的に負ける人が多くなります。慣れている投資家なら、配当・優待目的では「持ち越さない」のが基本です。あるいは、1か月前から優待・配当狙いの買いを先回りして仕込み、権利日直前の高値で売り抜けるか のどちらかです。
「おまけ」を投資の中心に据えるべきではない
相場の基本は キャピタルゲイン狙い にするべきで、インカムゲインを中心に据えると、たいていは負け投資家になります。おまけ(配当・優待)を主役に据える投資家は負ける、ということを毎年教えてくれる日が権利落ち日です。
ただし、今日は1銘柄だけ「権利落ちしない」と読んで持ち越した銘柄がありました。8291 日産東京販売 です。実際、当日は理論的な配当落ち分ほど下げず、配当だけきれいに受け取ることができました。権利日前後の銘柄ごとの値動きにはある程度の傾向(パターン)がありますが、相場環境によって毎回当たるとは限らないので、長期投資家以外は、権利日前に売り抜けて持ち越さない ほうが安全です。
2019年3月の8291の権利日付近の値動き

配当・優待狙いで個人が負けがちなパターン
- 権利日 直前1〜2日 に飛び乗る → すでに先回り資金で株価が押し上げられている
- 権利落ちで 配当分以上 に株価が下がる(需給悪化+利食い売り)
- 下がったところで「いつか戻る」と 塩漬け化。配当の数倍の含み損
- そのまま長期保有して、決算後の 業績悪化材料 でさらに下げる
権利日付近で勝つための実戦的な立ち回り
- 1か月前から仕込む:優待・配当狙い資金が入ってくる前に建てる
- 権利日直前で売り抜ける:配当をもらわず、値上がり益だけ取って降りる
- つなぎ売り(ヘッジ)を使う:現物で配当を取り、信用売りで権利落ちの下げをヘッジ(クロス取引)
- 長期投資家は腹をくくる:そもそも権利落ちで一喜一憂しない、長期業績で評価
- 権利落ち後の押し目買い:理論値以上に下がった優良株を、業績見ながら拾い直す
「インカム+キャピタル」を分けて考えて、自分が今どちらを取りに行っているのかをハッキリさせるだけで、権利日付近の負け方は減ります。
