この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
会社四季報には、各銘柄ページの上部に 四季報記者がつけた「見出し」 があります。そして欄外には 「にこちゃんマーク(業績マーク)」。実はこの2つの組み合わせ、上方修正を取りに行く投資の精度がぐっと上がる、四季報トレードの基本テクニック です。

四季報の見出しは結構面白い
四季報にはこういう短い「見出し」があります。「上振れ」「最高益」「拡大続く」「足踏み」「再増額」「底打ち」「赤字拡大」「底割れ」「大苦戦」 など、四季報記者が独自取材で決めているフレーズです。実際の投資判断でこの見出しが結構あたります。さらに、四季報の右上にある 「にこちゃんマーク(業績マーク)」 と組み合わせることで、上方修正を何度も取りにいくことができました。皆さんもぜひ参考にしてください。
9201 日本航空(JAL)の見出し例:底割れ

4755 楽天グループの見出し例:赤字拡大

7203 トヨタ自動車の見出し例:上振れ

7522 ワタミの見出し例:大苦戦

四季報のにこちゃんマーク(業績マーク)の意味


会社は投資家に向けて業績予想を出します。
この業績予想を 保守的に出す会社 と 強気に出す会社 があります。銀行借入で資金繰りに困っている企業ほど強気の数字を出して、結局下方修正を投資家が食らうパターンをよく見ます。逆にキャッシュリッチな企業は控えめに出して、決算発表で吹き上げる。このあたりは財務分析と密接に絡んできて、見ていて面白い部分です。
四季報の記者から見て、「会社の予想はかなり保守的に出してる。本当はもっと利益を出すよね」 と判断したものには にこちゃんマーク が付きます。決算で会社予想を超える数字が出ると、株価は 上方修正 期待で吹き上がります。四季報記者は、会社の予想は控えめだけど実際はもっと強い数字を出してくるよね、というところを教えてくれているわけです。

四季報の「予」と書いてある↑の欄が、企業自身が出している業績予想です。それを見て投資家は売買します。その予想を保守的に出している企業の方が、株主としてはありがたい。市場コンセンサスを超える数字が出ると、決算でドカンと吹き上がります。四季報の見出しでなんとなく現在の状態をつかんで、にこちゃんマークで保守的に出している銘柄を拾い、決算で取る——四季報トレードはこういう組み立てができるのが面白いところです。
四季報トレードの実戦チェックリスト
- 見出しチェック:「上振れ」「最高益」「再増額」「拡大続く」などの強い見出しを拾う
- にこちゃんマーク確認:会社予想が四季報予想を下回っている=記者が「上方修正余地あり」と読んでいる銘柄を絞る
- 大株主・財務:腰の据わった大株主構成で、キャッシュリッチか
- チャート:直近の高値圏にいないか、それとも調整中で買い場か
- 決算日を確認:仕込みは決算発表前、ポジション量はサイズを抑えて
ノウハウ君の関連記事
- 投資判断をする際に四季報の大株主が意外と大事な理由
- 企業の財務をチェックするフロー(四季報 → 手元流動性 → 当座比率 → 流動比率)
- 日経業界地図と会社四季報プロ厳選 購入レビュー
- 会社四季報を見て、この項目が当てはまってる会社は倒産リスクがある

