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原油高がやばいですねぇ。1バレル90ドル突破 コロナ発生した2020年には各国採算割れを起こすぐらい原油大暴落でした。それからの1年間半かけてずっと上昇トレンドです。。。でもこの原油高はいたって常識的な流れ。世界が減産しまくって基本的にインフレ政策を世界が行っているのですからその副作用の反動の原油高がくるのは当然のことですからね。。。
原油高がくると経済には・・・
① WTI原油先物が1バレル90ドル突破
② 原油高騰は燃料や原材料の高騰招く
③ コストプッシュインフレ(原材料高騰物価高)
④ スタグフレーション(不景気のインフレ)
いわゆる悪いインフレになる可能性。。。
ゆるやかなインフレは経済にプラスでも急激なインフレは経済には悪影響ですね。。。急激な物価高はよくないです。
原油高の要因
コロナの際の原油があふれかえるぐらい一旦経済がストップしたせいで原油産出国が減産合意(原油の供給を少なく)その後の経済回復により逆に供給不足になっているのが一番の原因です。
今後はこうなっていくんじゃないかと・・・
米のFRBはドルの利上げを急ピッチですすめる可能性 よってこれによりドル高が進む可能性(相対的に円安)ただし今のドル円レートが米の利上げをある程度は織り込んでいるので更に織り込むかが焦点ですが。。。
原油は基本ドル決済なので、ドルの金利引き上げないと(ドル安推移になると)商品市場の高騰を抑えるのは難しそうですね。ドル高になれば少しは原油も落ちつくかな~。なので金利引き上げが急ピッチで進む可能性ありますね。アメリカのCPIも7%超えの領域にいってますから。ドルの利上げは確実です。
追加で各国が原油の備蓄放出と原油産出国が増産発表しないと・・・ 供給不足が続いてこの原油高はとまらないかな?と思います。もっと原油の供給量を市場に増やさないと。。。
原油産出国は原油高の方がもちろんありがたいわけで、消費国の圧力がないとなかなか増産は難しいですね。アメリカも世界最大の産出国になってしまっているので。。。輸入に頼っている日本は苦しい展開です。。。そういう意味で資源国はインフレには強い。。。
インフレ時は戦争や事件が起きやすい・・・
デフレ時よりインフレ時のが戦争や事件が起きやすい。物価あがると他人の物を奪おうとする輩が増えますからね。。。第一世界大戦後のドイツがインフレで苦しんでその後第2時世界大戦への道へ再度進む事になりましたから。。。歴史から学ばないといけません。ロシアのウクライナ侵攻が本気なのかはわかりませんが、ロシアは原油産出国+天然ガスなどの高騰でウハウハなのは間違いないです。ロシアの属国北朝鮮がミサイル打ちまくってるのも地政学リスクを高めるためかなぁ。クリミアはもうすでにロシアの占領下、ウクライナ全体を掌握しようとしているのかは定かではないですが、目が話せない問題です。政治と戦争と金融はつながっていますね。。。