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2022年2月、WTI原油先物が 1バレル90ドル を突破。2020年のコロナショック時には採算割れで暴落していた原油が、わずか1年半で復活どころか急騰しています。背景には OPEC+の減産+世界的な金融緩和+ウクライナ情勢。原油高がなぜ怖いのか、ここから何が起きるのかを整理します。


原油高がやばいですねぇ。1バレル90ドル突破。コロナ発生時の2020年は各国採算割れを起こすぐらい原油が大暴落していたのに、それから1年半でずっと上昇トレンドです…。でもこの原油高はある意味で常識的な流れ。世界が減産しまくり、しかも基本的にインフレ政策を世界中が進めているので、その副作用の反動として原油高が来るのは当然のことです。
原油高がくると経済には…


- ① WTI原油先物が1バレル90ドル突破
- ② 原油高騰は燃料・原材料の高騰を招く
- ③ コストプッシュインフレ(原材料高騰起点の物価高)
- ④ スタグフレーション(不景気のインフレ)の懸念
- ⑤ いわゆる「悪いインフレ」になる可能性…



緩やかなインフレは経済にプラスでも、急激なインフレは経済に悪影響ですね…。急激な物価高は本当に良くないです。
原油高の要因



コロナ初期に原油があふれかえって、経済も一旦ストップしたので、原油産出国が減産合意(原油の供給を絞る)。その後、経済回復で需要が戻ったため、いまは逆に 供給不足 になっているのが一番の原因です。
今後はこうなっていくのではないか…
米FRBは ドル利上げを急ピッチ で進める可能性が高い。これによりドル高が進む可能性(相対的に円安)。ただし現在のドル円レートはすでに米利上げを部分的に織り込んでいるので、追加でどれだけ織り込むか が焦点になります。



原油は基本的にドル決済なので、ドルの金利を引き上げないと(ドル安推移が続くと)、商品市場の高騰を抑えるのは難しそうですね。ドル高になれば少しは原油も落ちつくかも〜。だから利上げのピッチが急になる可能性ありです。アメリカのCPIも7%超えに来ているし、ドルの利上げはほぼ確実ですね。
加えて各国が 原油の戦略備蓄を放出+OPEC+が 増産発表 しないと、供給不足が続いてこの原油高は止まりにくいと思います。市場に出回る原油の絶対量を増やさないと根本解決にはなりません。



原油産出国はもちろん原油高の方がありがたいから、消費国側からの強い圧力がないと増産はなかなか進まないですね。アメリカも世界最大級の原油産出国になってしまっているし…。輸入に頼る日本にとっては苦しい展開です。資源国はインフレに強い、と言われる所以です。


インフレ時は戦争や事件が起きやすい…
デフレ時よりインフレ時の方が戦争や事件が起きやすい。物価が上がると、他人の物を奪おうとする動きが増えるからです。第一次大戦後のドイツがインフレで苦しみ、その後第二次世界大戦への道を進んだ歴史を、私たちは忘れてはいけません。
ロシアのウクライナ侵攻が本気か出方を見ているのかは分かりませんが、ロシアは 原油産出国+天然ガス輸出国 なので、資源高ではウハウハな立場です。ロシアの友好国・北朝鮮がミサイルを連発しているのも、地政学リスクを高めるためかもしれません。クリミアはすでにロシアの占領下。ウクライナ全体を掌握しようとしているのかは未知数ですが、目が離せない問題です。政治と戦争と金融はすべてつながっています。
個人としてできる原油高への備え
- 家計の固定費(電気・ガス・ガソリン)が必ず上がってくる前提で見直す
- 資源株・エネルギー関連株を、ポートフォリオの一部に組み入れる
- ドル建て資産(米国株・外貨建て投信)でドル高の恩恵を取りに行く
- 金(ゴールド)など、インフレ・有事に強い実物資産も少額から検討
- 過剰な円預金一辺倒は卒業し、通貨分散 を意識する











