2024年新札発行で大事な3つの事|偽造防止・需要創造・タンス預金対策と関連銘柄

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2024年4月〜9月にかけて、日本のお札が新デザインに変わりました。20年ぶりの大きな変更で、その理由には大きく 3つの意義 があります。投資家として、また一国民として知っておくと損しない話です。

新札
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1つ目:偽造防止技術の向上

新札には、3Dホログラム(世界初の紙幣採用)、高精細すき入れマイクロ文字パールインキ など、最新の偽造防止技術が満載で組み込まれています。これにより、偽造を未然に防止する効果が大きく向上します。

2つ目:需要創造(経済効果)

お札が新しくなると、お札の製造業者だけでなく、ATM・自販機・両替機・POSレジ・銀行端末 といった、お札を扱うあらゆる機械の更新需要が一気に発生します。野村総合研究所の試算では、新札対応の経済効果は 約1.6兆円規模 とも言われています。一時的な特需ですが、関連企業にとっては大きな売上要因です。

3つ目:タンス預金対策

日本国内には 60兆円超 とも言われる膨大なタンス預金が眠っていると推計されています。旧紙幣はもちろん引き続き使用可能ですが、新札への切り替えタイミングで 「いま使っておこう」「銀行に入れておこう」 という心理が働き、市場や金融機関にお金が動くことが期待されています。実際、2004年の新札切り替え時もタンス預金が一定割合減ったという統計があります。

「壊して作る」が需要を生む、という構造

また、極端な話として、戦争にも一定の「需要創造効果」 がある、と経済学的には言われています。例えばアメリカは、軍需関連産業の裾野が経済全体に広く広がっており、軍事支出は内需の重要な一翼を担っています。

新札の発行も、規模はまったく違いますが、古いものを壊して新しいものを作ることで需要を作る、という意味では同じ発想と言えます。「人間は物を壊すことで、新しい産業を生み出してきた」と言われるのも、この文脈です。

新札関連銘柄は事前に動いていた

2024年4月〜9月の新札切り替えに伴い、お札・両替・自販機・POS関連の企業 が恩恵を受けると見られ、その関連株はだいぶ前から先回りで上昇していました。代表的なところでは、グローリー(6457)、沖電気(6703)、富士電機(6504)などの動きが分かりやすいです。

株式市場は 実体経済よりも半年〜1年以上前から動く 傾向があります。「新札が出るから関連企業が儲かる」という単純なテーマでも、市場は何年も前から織り込み始めます。だからこそ、投資家は政策・制度・規制の変更を早めにキャッチしておく ことが、リターンに直結します。株式市場が経済の先行指標として役立つ、という意味の一例です。

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