米10年国債金利上昇でドル高円安|海外製品好きほど実質貯金が目減りする仕組みを解説

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2021年4月、米10年国債が売られて 長期金利が上昇。これに引っ張られて ドル高・円安 が進行しています。円安は 海外製品を買う人=実質的に円貯金の購買力が下がる ということ。為替の影響を「自分の生活コスト」で実感する記事です。

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米国債が売られて → 長期金利上昇

米10年債の長期金利が上がっています。

海外の投資銀行やヘッジファンドの債券ディーラーが、ガンガン国債を空売りしているのだと思います。これにより長期金利が上昇。バイデン政権が ドル高政策 を志向していること、景気急回復による インフレ懸念 が出ていることが主因です。ただFRBのパウエル議長が量的緩和を続けているなかで、ちょっと急激に長期金利が上がりすぎ感もあります。金利上昇を嫌うグロース株(ハイテク・新興)が少し心配な局面です。

https://www.youtube.com/watch?v=grVskkam810
米10年債金利推移

999ドルのiPhoneで計算してみる

2か月ほど前:ドル円レート 104円
現在:ドル円レート 110円

※ 値上げの要素は為替差益だけではないですが、海外の商品は値上げ傾向になります。

  • 999 × 104 = 103,896円
  • 999 × 110 = 109,890円
  • 同じiPhoneが、円安だけで 約6,000円高く なる計算
iPhone価格と円安の関係

海外製品が好きな人は、貯金が減っているのと同じ

円安推移=為替差益的に見ると、海外製品の仕入れが高くなる ということ。↑のiPhoneでは2か月で約6,000円仕入れが高くなる計算です(実際は為替以外の要素も絡みますが、基本構造はこの通り)。

仕入れが高くなると業者は利益が出ないので、販売価格に転嫁します。販売価格が上がるということは、海外製品好きの人にとっては「気づかないうちに同じ買い物に余計なお金を使う」=実質的に貯金が減っている のと同じ。長期金利上昇 → ドル高円安 → 海外製品値上げ → 円貯金の購買力低下、というルートで実質貯金は目減りしていきます。

お金の価値・実質貯金の価値は常に変動している

日本人は投資を「価値が変動するからギャンブル」と思いがちです。ですが、円貯金の「実質的な価値」も常に変動しています。為替や物価や金利が動くからです。「金額が変わっていない=価値が変わっていない」と思ったら大間違いです。日本人は貯蓄大好き民族ですが、貯蓄しすぎると円安とインフレでどうしようもなくなることを理解しないといけません。円貯金は増えることのない、緩やかに減っていく資産 です。

テスラCEOのイーロン・マスク氏も、マイナス金利の状態で通貨貯蓄しか考えないのは愚かなことだ、と発言しています。彼自身はビットコイン保有を促進したい立場でもあるのですが、言っていること自体は正しい。日本は 子供だけでなく大人への金融教育 をするべきです。「いくら円を持っているか」合戦が、経済を悪化させ続けています。しっかりと金融と経済を理解することが大事です^^v

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