本日は超重要FOMCの日 FRBは出口戦略の第一歩を踏み出すのか。皆さんの資産にも影響があるので知っておくべき大イベント

FOMC

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本日は重要イベントFOMCがあります。FOMCとは?

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

FOMCではFRBの金利政策の発表と声明が出ます

FRBとはアメリカの中央銀行です。日本で言うと日銀にあたります。ドルを発行する権限もあり、国債買い取り、CP買い取りなどを行って市場に出回る通貨の量やマネーストックなどの調整を行っています。通貨の番人、物価の番人とも言われております。ようするにとっても大事な金融システムの中心にある中央銀行の事です。

↑こちらは日本の国債発行額です。

2021年時点で世界はどんな金融政策をしているの?

① 2008年サブプライムローンショック
② 2009年リーマンショック
③ FRBはゼロ金利にして金融緩和政策
④ その後景気は回復、数回の金融引き締め
⑤ 要するにドル高政策を行っていました
⑥ 2020年コロナショック(実体経済大ダメージ)
⑦ リーマンショックを超える金融緩和
⑧ 大量にドルを増やし無理矢理株高政策
⑨ 株高成功(コロナバブル相場)
⑩ 現在に至る  ←今ここです

FRBの金融緩和のおかげでコロナ禍でも米は景気が急回復

日米の国力の差がどんどんつくのは日本人が金融リテラシー教育をしてないからです。いい加減に固定概念や古い発想をすてて、しっかりと近代にあった資産運用なども覚えていかないといけないと思いますが、そもそも大人が無知なのでなかなか日本は厳しいものがあるかと思います。親が無知なのに子供に身につくわけがないからです。イギリスなどは6歳ぐらいから金融教育を行うようです。その人たちが大人になっていくのですら頼もしいです。本当に国の将来を考えるなら一人一人が勉強するべきです。

コエテコ
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↑ 金融庁の引用。↑を見るとわかります。日本は現金預金がほとんどに対し、アメリカ国民は株式や投資信託を資産のポートフォリオを半分も組み入れているため、今のコロナバブルで 米企業と米国民はかなり裕福になっています。誰かの消費は誰かの所得になるのですからこのキャピタルゲインや配当金で得た利益を消費に回し、企業も株高で財務が豊かになってますので設備投資や人材確保するので米の雇用統計などのマクロ指標の数字が急回復してる理由もこのあたりから分かるかと思います。日本人も同じ行動をしていれば直近のコロナバブルで消費が一気に戻るはずだったのです。

FRBは出口戦略の第一歩を踏み出すのか?

定期的に発表されているアメリカの雇用統計やCPI=消費者物価指数 こちらの数字が強くなってくると物価上昇懸念インフレ懸念がでてきますので、FRBはインフレ抑制をしようとします。これがいわゆる出口戦略(ドル利上げや米国債買い取り中止、CP買い取り中止)などになります。 パウエルさんが今夜の3時に声明です。

FRBのパウエルさんの重要発言がたまにロイターなどに出ますが、その内容を見ているとまだコロナ禍なのでまだまだ金融緩和政策を続けると思いますので金利引き上げはないとおもいますが、国債買い取りやCPの買い取り枠を少し減らすかもしれないという話は出ています。これが出口戦略の第一歩といわれておりますが、この声明によって各国がそして期間投資家が大きく動きますのでやはり意識すべきイベントです。

FOMCで他人事ではなく世界の人の金融資産の価値が変わる

  • 米ドルの価値
  • 輸入業者の戦略が変わる
  • 輸出業者の戦略が変わる
  • 投資信託などの価値も変わる
  • 日本の年金などの戦略も変わる
  • 株の戦略も変わる
  • 金の戦略も変わる
  • コモディティの戦略も変わる
  • 米国債の戦略も変わる
  • もちろん日本円の価値も変わる

① 米は基軸通貨のドルを発行できる
② 貿易は基軸通貨のドル決済が中心
③ 投資信託や日本円の影響もうける
④ FOMCを理解する事でトレンドをつかむ

決して他人事のイベントではありません
グローバルなマーケットですから。

最後に金融政策を知らないと銀行員やFPから騙される

金融政策を知らないと言うことは自分の資産を守る知識がないという事になります。銀行員やFPや証券マンからおすすめ商品と言われるとお得に感じてすぐ飛びつく人になってしまいます。営業は手数料が目的で基本的に転勤してどこかに消えます。彼らは顧客が儲かるとかどうでもよいのです。証券業界では顧客を3人自殺においこんで一人前といわれるみたいです。全員とは言いませんがつまり無知な人をカモにして騙してなんぼの人が多いのです。マーケットの事が分からないのに読めるわけがないからです。

例えば、米がドル安政策をするタイミングでドルの外貨預金をしてもキャピタルゲインで損します。米が利上げに転じると米国債の価値も下がります(長期金利金利はあがります)国債投資は金利がピークの時に投資するのがセオリーで利上げ局面では損が出ます。インフレになるタイミングや円安になるタイミングで現金預金続ければそれは資産が目減りしますし、ようはタイミングとトレンドをつかむことが大事なのです。経済のサイクルや金融システムやFOMCはそういう意味で理解しておくイベントだと自分は思います

FOMC

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