企業の財務をチェックのフロー(流れ)四季報チェック → 手元流動性 → 当座比率→流動比率などの確認

財務分析は必要

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四季報で財務をチェックしますが・・・

四季報を見るとだいたいの財務状態がわかります。

例えばこちら任天堂の貸借対照表ですが、このような財務で倒産リスクはほぼゼロに近いのでこういう企業に財務分析は時間の無駄だと考えています。株価は財務より企業成長性や損益計算書の伸びの方が影響を受けやすいので財務がいいという判断が出来れば細かい財務分析は全く行いません。※本当は財務分析はしたほうかと思いますが。

私が財務を見る時はMSワラントや倒産回避をするため

企業は資金がショートしそうになると株主を犠牲にして生き残りをしようとします。

MSワラントやMSCBなどはまさしくそのような例かなと思います。

MSワラントは大手証券など引受先が必ず儲かり、既存株主が損をする資金調達の仕組みです。 しかるに投資先がMSワラントを発行すれば、直ちに売却する必要があります。 なぜならMSワラントの引受先は、前日終値より安い株価(92%など)で新株を手に入れる権利を持っているからです。2020/08/31

手元流動性 → 当座比率 → 流動比率はとても大事

決算短信を深く見る時、手元流動性 → 当座比率 → 流動比率を見みます。次に売上に占める売掛金 → 原価 → 棚卸資産 → 長期借入金の推移を確認といった流れでしょうか? 財務に詳しい方に確認しながらルールを決めました

手元流動性とは?

https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/japan/japan02_10.pdf

手元流動性とは、流動的な資産の売上高に対する割合を言い、企業の短期的な 支払能力を計る尺度です。 手元流動性比率が高いほど一般的に安全が高いと判断されますが、手元流 動が高すぎると、企業が営業活動から得られた資金を再投資せず、手元の資金 を寝かせていると捉えることもできます。

手元流動性 = 現金 預金 短期有価証券(1年以内に換金できる有価証券)

単純にいうと、月いくら必要でその分を現金でどんだけもってますかって比率です。厳密には現金以外も含めます。手元にあってなんでも使える流動的な資金がどのくらいあるか?というようなものです。見方に関しては詳しくはググって下さい。

当座比率とは?

当座比率とは、当座資産を流動負債で割って計算し、会社の安全性を見る指標。 当座資産とは、流動資産のうち「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」などのこと。 現金化されやすい当座資産にだけ着目して、短期の支払い能力を判断することができる。2019/12/22

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当座比率は流動負債に対して当座資産がどの程度保有されているかという事です。

流動負債とは1年以内に支払いのくるような期限がくるような債務という理解をしています。

当座資産とは?流動資産のうち「現金及び預金」「受け取り手形」「売掛金」などになります。

当座比率を見ることにより目先の会社の安全性や短期の支払い能力などがわかります。これにより目先何かのショックがあっても耐えれる資金があるので増資や倒産などを避けることができますね。資金が余裕がある会社は自社株買いなどをする余裕がありますので大きいショックの際には財務分析が大事になってきます。流動比率も同じように見て下さい。

最近破産したNUTSの動画はスキルアップに役に立ちます。

財務を見て爆弾が落ちるのを回避

  • 財務を見ないといけないのは四季報で見て資金ショートしそうな会社
  • 財務がよい会社は成長性や利益などの伸びに集中できる
  • 大暴落相場では資金ショートする会社は危険
  • 財務がいい会社は自社株買いをするのでキャッシュリッチがよい

長期投資やスイングトレードは爆弾回避ゲームです。財務が悪い銘柄は出来るだけ回避したいですね。目先の資金ショートがないと思えば成長性をしっかり見てグロース投資もできるようになるので財務って見れた方がよいです。でも私は四季報でぱっとみチェックがほとんどです。分析は出来るだけ短くしたいですから。

兼業投資家のノウハウ
財務分析は必要

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